SHARP 7インチ高精細IGZO-LCDパネルをMacで使う

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秋月電子で購入したSHARP 7インチ高精細IGZO-LCDパネル 接続モジュールセットiMac Retina 5kで動かしてみました。

組み立てと動作テスト

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様々な記事で言われている通り、組み立ては慎重な作業が必要です。フレキシブルケーブルの接続は経験が無かったため、かなり時間を要しました。
コネクタは2ヶ所接続しなければならないのですが、特に写真のSHARPロゴの横の細いケーブルは切断しないよう注意が必要です。また、液晶パネルとの接続部分も無理に力を加えるとベリッと剥がれそうな感じなので、できるだけ液晶前面方向に曲げないようにして下さい。

さて、肝心のMacとの接続ですが、ここで大きな問題が発生しました。同時購入したミヨシのminiDisplayPort-HDMI変換ケ-ブルと相性が悪いようで、全く映像が表示できませんした。また、試しに12" MacBook+純正USB-C Digital AV Multiportアダプタの組み合わせでも接続してみましたが、信号は受けるものの砂嵐のような映像となってしまい、まともに表示することが出来ませんでした。
Macでの表示を成功した構成例がWebで見つからなかったので、取り敢えず4KテレビとMacの接続で実績のあるmoshi Mini DisplayPort to HDMI Adapter (4K)を試しに購入してみました。

moshi Mini DisplayPort to HDMI Adapter (4K)


これが見事当たりで、1920×1200解像度での表示に成功しました。

ケースの製作

表示に成功したら次はケーシングです。3Dプリンター等を使用して自作している方もいますが、そこまで手間を掛ける必要はないと判断して市販品を加工することにしました。

液晶パネル部分については以下の記事を参考にしてNAKABAYASHIのピクチャーフレーム フ-ACS-PCを使用しました。

SHARP 7インチ高精細IGZO-LCDパネル 接続モジュールセットのケースを作ってみた


基板部分については秋月電子K-9というプラスチックケースを購入し加工しました。

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ケーブルを出す位置をマーキングします。


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マーキングに沿ってドリルで穴を開けていきます。ミニ四駆の肉抜きみたいで懐かしい...。


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ニッパーやカッターで仕上げ。精度はご愛嬌ということで。


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両面テープでケースと基板を固定して完成。

最後に

現状は電源のON/OFFのためにいちいち基板ケースの蓋を開けなければならないのでボタンを付けたいです。
あと、スティックPCとかミニキーボードを組み合わせればオリジナルサブノートPCが作れるのではとか、夢が広がりますね。