Make: Tokyo Meeting 05

5/22、23に東工大で開催されたMake: Tokyo Meeting 05に行ってきた。きっかけは彼是4年以上聴いているPodcast電脳空間カウボーイズのメンバーの方達がブースを出すということを知ったからだ。

俺はこれまで全く知らなかったのだけれど、Makeというのは

ハードウェアハッキングとD.I.Yを中心に、テクノロジーの新しい楽しみ方を紹介する

という雑誌らしい。機構や電子回路といったハードウェア、そしてそれを制御するソフトウェアを自作して、便利なものやメディアアート的なものを作ってしまおうという感じか。


さて、俺は開場から30分くらい遅れて到着。そのとき既に会場は参加者でごった返していて、この界隈の勢いのすごさを感じた。

電カーのブースではケイス淀橋さんからiPadZEPTOPADを紹介して頂き、iPadに初めて触ったということ、ZEPTOPADのインターフェースが素晴らしいということ、そしてメンバーの方に会えたということで感動してテンションが上がる。

それからDenkitribeさんと電カーメンバーのシン石丸さんのユニットであるTHE CRYING GADGETSのブースへ。電カーのサントラを購入する際にリスナーであることを告げると、展示を丁寧に説明してくれただけではなく名刺まで頂いてしまった。緊張して「頑張ってください!」くらいしか言えなかったのが悔やまれる。


その他には、エレピを鍵盤から全て自作しているELEPI PROJECTさんとか、ミシン型シンセサイザーや蛇口が付いたギターを演奏していた異常奏者さんのブース、tagtypeAfterglowを作った田川欣哉さんをゲストに迎えたトークセッションも面白かったのだけれど、一番印象に残ったのはKORGの社員の方々によるmonotronのトークライブだった。

monotronの設計・開発を担当した高橋さんは非常に若く、就職サイトではなく電話で入社面接を申し込み、面接には自作のシーケンサー(付きシンセ?)を持ち込んだというかなり型破りな方らしい。そんな高橋さんも開発初期は良い音が出なくて苦労したらしいのだけれど、アナログシンセ時代に活躍していた50〜60代のベテランエンジニアの方々にアドバイスを貰いながら改善していったとのこと。面白かったのはベテランの方に「お前の回路は計測器みたいで音楽的じゃない」と言われたというエピソード。音楽的な回路って何だろうね。ソフトウェアのアナログシンセの中には回路をシミュレートして音を出すものもあるから、そういうノウハウは是非とも受け継いでいってもらいたいと思った。



最後にこのイベントで購入したもの。大人の科学テクノ工作セット(組立途中)、基板風のスケール、電脳空間カウボーイズ - Images and Codes、THE CRYING GADGETS - Overexcitability。